2010年 12月 21日
アンナ・カレニナ続き
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産褥熱で死の床を脱したアンナが自殺未遂したヴロンスキーと駆け落ち
ヨーロッパで娘の赤ちゃんともどもラブラブ。
この時は息子のことを思い出しもしないのに、そのうち息子が気になり始め、ペテルスブルグへ戻る。息子に再会。きっと屈指の名シーンとされてるのではないだろうか。
レーヴィンは結婚生活の現実の中で、ずいぶんやきもち焼きなダンナさん。
冒頭で夫(アンナの弟)に浮気されたドリーが、ヴロンスキーが相続した田舎で暮らすアンナに会いに行く。いまだに離婚がなされていないことに苛立つヴロンスキー。
結婚していなければ、一緒にいる理由は愛しかないから、愛が冷めれば、別れるしかないよね、という結論になるのはよくわかる。
ヴロンスキーにはなぜアンナが離婚話を進めないのか理解できない。(夫ももう、同意している。同意しているからこそ、結婚の見込みがあると思って出奔したんだから)
アンナの息子に対する気持ちなど、全く理解できないし、離婚をすすめない=自分を本気で愛してない、という結論にもなる。
次第にお互いの存在が重荷になっていく二人。
人間の感情の機微が細やかな描写で、生き生きと描かれている。
最初あれほどかわいがっていた赤ん坊に次第に見向きもしなくなっていくアンナ。
息子を思うゆえに、娘に真正面から接することができない。
娘を抱いていると、この場にいてかわいがれない息子を不憫に思う。
どうしてこんな女心がわかるの?と不思議になるほど。
けっこう、読み進めた。クライマックスも近い。
ヨーロッパで娘の赤ちゃんともどもラブラブ。
この時は息子のことを思い出しもしないのに、そのうち息子が気になり始め、ペテルスブルグへ戻る。息子に再会。きっと屈指の名シーンとされてるのではないだろうか。
レーヴィンは結婚生活の現実の中で、ずいぶんやきもち焼きなダンナさん。
冒頭で夫(アンナの弟)に浮気されたドリーが、ヴロンスキーが相続した田舎で暮らすアンナに会いに行く。いまだに離婚がなされていないことに苛立つヴロンスキー。
結婚していなければ、一緒にいる理由は愛しかないから、愛が冷めれば、別れるしかないよね、という結論になるのはよくわかる。
ヴロンスキーにはなぜアンナが離婚話を進めないのか理解できない。(夫ももう、同意している。同意しているからこそ、結婚の見込みがあると思って出奔したんだから)
アンナの息子に対する気持ちなど、全く理解できないし、離婚をすすめない=自分を本気で愛してない、という結論にもなる。
次第にお互いの存在が重荷になっていく二人。
人間の感情の機微が細やかな描写で、生き生きと描かれている。
最初あれほどかわいがっていた赤ん坊に次第に見向きもしなくなっていくアンナ。
息子を思うゆえに、娘に真正面から接することができない。
娘を抱いていると、この場にいてかわいがれない息子を不憫に思う。
どうしてこんな女心がわかるの?と不思議になるほど。
けっこう、読み進めた。クライマックスも近い。
by wagta_il
| 2010-12-21 21:37
| literature