2013年 08月 22日
グスコーブドリの伝記
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グスコーブドリの伝記、キサブローの猫映画。
販促に失敗して閑古鳥だったという記事を見た。
銀河鉄道の夜がよかったから期待していたのに。
無論忙しいので、ぜんぜん映画館に行く暇などなかったのだが、DVDで観ての感想。
これにたくさん客を入れようというのが無理だ。
印象的ではあるが、単調な上にえっ?て感じで終わってしまう。
銀河鉄道の夜の方がメリハリがはっきりしてたし感動的だった。
主人公、「はい」以外に言うことないのかー!
それでも、観終わった後につらつら思うことはある。
原作では生きていた妹は、この映画の中では序盤にすでに餓死によって亡くなっていたんだな。
原作で生きてるから、最後までネリに再開するのを楽しみにしてしまったじゃないか。
あの序盤で妹を連れ去った不思議な猫は、死神だ。
強く妹を求める心と、自分も死の縁まで行った体験とが、ブドリをあの世とこの世の境界線に何度もさ迷わせた。
ブドリは「境界侵犯者」=生きている。
妹は「招き入れられた」=既に死んでいた。
死神だから、最後にブドリが死を覚悟した時に現れたのか。
最初に死神は、お前たちはいい子だが、いい子というだけではどうにもならないという。
ブドリはその「いい子というだけ」という枠を最後に超えた。
…んだけど…。
そういった意図も意味もわかるんだけど、表現がちょっと抽象的すぎてブドリが皆をどう助けたのかまったくわからん。
もう少し映画はわかりやすくしないと、大衆に訴えかける力がないと~…ブツブツ。
子供たちには、不思議な印象を与えたようで(何がなんだかわけがわからない)
以上のような感想を私が一人でぶつぶつつぶやいている間、ずっと押し黙っていた。
餓死による死というのが、特に子猫たちがやせ細るわけでもないからぴんとこなかったみたいだ。
そういうところをマイルドにしているから、またメッセージ性が弱くなっているみたい。
販促に失敗して閑古鳥だったという記事を見た。
銀河鉄道の夜がよかったから期待していたのに。
無論忙しいので、ぜんぜん映画館に行く暇などなかったのだが、DVDで観ての感想。
これにたくさん客を入れようというのが無理だ。
印象的ではあるが、単調な上にえっ?て感じで終わってしまう。
銀河鉄道の夜の方がメリハリがはっきりしてたし感動的だった。
主人公、「はい」以外に言うことないのかー!
それでも、観終わった後につらつら思うことはある。
原作では生きていた妹は、この映画の中では序盤にすでに餓死によって亡くなっていたんだな。
原作で生きてるから、最後までネリに再開するのを楽しみにしてしまったじゃないか。
あの序盤で妹を連れ去った不思議な猫は、死神だ。
強く妹を求める心と、自分も死の縁まで行った体験とが、ブドリをあの世とこの世の境界線に何度もさ迷わせた。
ブドリは「境界侵犯者」=生きている。
妹は「招き入れられた」=既に死んでいた。
死神だから、最後にブドリが死を覚悟した時に現れたのか。
最初に死神は、お前たちはいい子だが、いい子というだけではどうにもならないという。
ブドリはその「いい子というだけ」という枠を最後に超えた。
…んだけど…。
そういった意図も意味もわかるんだけど、表現がちょっと抽象的すぎてブドリが皆をどう助けたのかまったくわからん。
もう少し映画はわかりやすくしないと、大衆に訴えかける力がないと~…ブツブツ。
子供たちには、不思議な印象を与えたようで(何がなんだかわけがわからない)
以上のような感想を私が一人でぶつぶつつぶやいている間、ずっと押し黙っていた。
餓死による死というのが、特に子猫たちがやせ細るわけでもないからぴんとこなかったみたいだ。
そういうところをマイルドにしているから、またメッセージ性が弱くなっているみたい。
by wagta_il
| 2013-08-22 22:33
| literature