2013年 09月 20日
カサブランカ
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現在、シェイクスピアのリチャード2世→ヘンリー4世vol1と読み進めていて、もちろん図書館から借りた邦訳片手にだけど、とても面白く読んでいるのだが…
スマホは壊れるし、予定はつまってるしで忙しく過ごしてる。
午前10時の映画祭、ずっと行きたいと思っていたのだが、ずーーーーと子供会に邪魔されて行けなかった。
カサブランカははずせない、と見に行った。
客席ガラガラ、おじいちゃん+おばあちゃんのみ。
だけど、やはり大画面で見るカサブランカはすごく良かった。
本当に良かった。最高だった。
私は泣かなかったけど、おばあちゃんたち涙を拭いてた。
色々名シーンは言われつくされてるから、そのほかの心に留まった部分をピックアップ
※ネタバレです
・再会したイルザに、いきなりあんた実は男漁りしてるアバズレだったんだろ的なイヤミを言うリック(ふられたのがショックすぎた)
・あの時も今も私、人妻ですから!ってやりかえすイルザ、イヤミ返しの応酬。リック、何気に超ショックで完全にカウンターパンチ。当時は結婚考えてたんだからそりゃまあ。
・署長に食われそうになってる新婚妻、私、彼より年上なのとかそこ…あえて言うところ?私が年下彼氏を守ってあげなきゃ的な彼女。この人の女に手を出す奴はエピソードや、彼女に対してリックが取った選択がイルザとの関係やラストに巧妙につながってて面白い。
・残るか残らないか、もうどうしたらいいかわかんないから、もうあなたが全部考えて決めて、とリックに問題をすべて丸投げするイルザ
行動が人間らしいから、感情移入もできる。
昔のアニメ(特に冨野系)はそうだった気がする。
矛盾を抱えてて、決して聖人君子ではない。
最近、子供が見てるレベルファイブのとか、アイカツとか、きれいごとすぎてものっすごくイライラする。友達関係、そんなにいつも仲良しこよしなわけないだろ!悩みも底浅いわ。
ぶっきら棒で愛想なしだけど、情に熱いというキャラすてき。
再会したけど人妻かよガーン!けど俺はもう悪い男!奪っちまうぜ!実は彼女もまだおれを…もう離さない!だけどそれでいいのかーとか、萌え要素たくさん、てんこもり。メロドラマというより、「萌え」だと思った。
メロドラマと言うと、なんとなく軽蔑してるっぽい響き、まあもう死語に近そうだけど。
けれど、萌え!には、これ好き!気持ちが入ってる。
けっこう仲直りしてきたっぽい頃、事情を説明しようとするイルザに途中でリックが、また、旦那の自慢かよ?とかって、イヤミを言う。
皮肉って言ってますけどイヤミ以外での何者でもない。
だが誰もリックをちっせえ男と非難するこことはできないだろうし、品行方正、妻の過ちも大きく受け止めちゃう旦那よりも、そんなイヤミ連発しちゃうリックを選んでしまう女心も理解できる。ちょっと悪い方が男っぽいよね的な。
そして、この皮肉っぽさをちりばめていることが、メロっぽくなりすぎない、そこがまた絶妙。
君の瞳に乾杯(Here's looking at you, kid.)はちょっと多用しすぎだけど。
バーグマンがきれいだからいいよ。
これをリアルで見てた世代は盛り上がっただろうなあ。
泣いてたのも無理はない。
実は風たちぬも見に行ってた…
本当に、言われつくされてることだけど、とにかく、声が!史上!最悪。以上。
スマホは壊れるし、予定はつまってるしで忙しく過ごしてる。
午前10時の映画祭、ずっと行きたいと思っていたのだが、ずーーーーと子供会に邪魔されて行けなかった。
カサブランカははずせない、と見に行った。
客席ガラガラ、おじいちゃん+おばあちゃんのみ。
だけど、やはり大画面で見るカサブランカはすごく良かった。
本当に良かった。最高だった。
私は泣かなかったけど、おばあちゃんたち涙を拭いてた。
色々名シーンは言われつくされてるから、そのほかの心に留まった部分をピックアップ
※ネタバレです
・再会したイルザに、いきなりあんた実は男漁りしてるアバズレだったんだろ的なイヤミを言うリック(ふられたのがショックすぎた)
・あの時も今も私、人妻ですから!ってやりかえすイルザ、イヤミ返しの応酬。リック、何気に超ショックで完全にカウンターパンチ。当時は結婚考えてたんだからそりゃまあ。
・署長に食われそうになってる新婚妻、私、彼より年上なのとかそこ…あえて言うところ?私が年下彼氏を守ってあげなきゃ的な彼女。この人の女に手を出す奴はエピソードや、彼女に対してリックが取った選択がイルザとの関係やラストに巧妙につながってて面白い。
・残るか残らないか、もうどうしたらいいかわかんないから、もうあなたが全部考えて決めて、とリックに問題をすべて丸投げするイルザ
行動が人間らしいから、感情移入もできる。
昔のアニメ(特に冨野系)はそうだった気がする。
矛盾を抱えてて、決して聖人君子ではない。
最近、子供が見てるレベルファイブのとか、アイカツとか、きれいごとすぎてものっすごくイライラする。友達関係、そんなにいつも仲良しこよしなわけないだろ!悩みも底浅いわ。
ぶっきら棒で愛想なしだけど、情に熱いというキャラすてき。
再会したけど人妻かよガーン!けど俺はもう悪い男!奪っちまうぜ!実は彼女もまだおれを…もう離さない!だけどそれでいいのかーとか、萌え要素たくさん、てんこもり。メロドラマというより、「萌え」だと思った。
メロドラマと言うと、なんとなく軽蔑してるっぽい響き、まあもう死語に近そうだけど。
けれど、萌え!には、これ好き!気持ちが入ってる。
けっこう仲直りしてきたっぽい頃、事情を説明しようとするイルザに途中でリックが、また、旦那の自慢かよ?とかって、イヤミを言う。
皮肉って言ってますけどイヤミ以外での何者でもない。
だが誰もリックをちっせえ男と非難するこことはできないだろうし、品行方正、妻の過ちも大きく受け止めちゃう旦那よりも、そんなイヤミ連発しちゃうリックを選んでしまう女心も理解できる。ちょっと悪い方が男っぽいよね的な。
そして、この皮肉っぽさをちりばめていることが、メロっぽくなりすぎない、そこがまた絶妙。
君の瞳に乾杯(Here's looking at you, kid.)はちょっと多用しすぎだけど。
バーグマンがきれいだからいいよ。
これをリアルで見てた世代は盛り上がっただろうなあ。
泣いてたのも無理はない。
実は風たちぬも見に行ってた…
本当に、言われつくされてることだけど、とにかく、声が!史上!最悪。以上。
by wagta_il
| 2013-09-20 12:54
| cinema